アナクロフェアリングの再販について
現在アナクロフェアリングのアップデートを計画中です。
そのためアナクロフェアリングの販売を一時停止しております。
アップデートが完了次第再び販売を行う予定です。
今回のアップデートはフェアリング本体を支えるステー(ブラケット)に関するものです。
特にフェアリング上部を支える2組(3つ)のステーの形状に手を加え、より強固にフェアリングを支えることが出来るよう変更します。
アナクロフェアリング本体はフロントフォークやハンドルバーとの接触を避けるため、そして独特な外観を演出するためにやや車体前方側に取り付けられております。
アルミ製のためそれほど「重い」わけではありませんがこの位置での取り付けは走行中の振動やエンジンの振動、さらには走行風の影響を大きく受けてしまいます。
フェアリングやステーの耐久性を向上させるためにフェアリング本体の補強も含め様々なアイデアを検討しましたが3点のステーを強化することが振動の抑え込みに効果的であることがわかり今回はこの案を採用することにしました。
新型ステーの第一ロットは既に完成しており製品の確認作業を行っております。
問題が無ければ第二ロットの生産、アナクロフェアリングの再販へと繋げる予定です。
様々な事情があり生産に少し遅れが生じておりますが2020年内に再販が開始出来ればと考えております。
再販開始に伴い、これまで別売りとしておりました「ハンドルストッパー」をアナクロフェアリングキットの中に組み込む予定です。再販開始の際は販売価格が多少変更される予定です。
カフェレーサーの製作 XL1200CX ロードスター
XL1200CX ロードスターをカフェレーサー仕様にしてほしいとの要望を受け作業を実施しました。
フェアリングはアルミ製のアナクロフェアリングを使用、塗装することももちろん可能ですが今回はアルミならではの質感をそのまま利用することにし無塗装で仕上げました。
アナクロフェアリングを取り付けると取り付け位置の高いハンドルは干渉するため使用出来なくなります。
そのためセパレートタイプのものへ変更しました。
ハンドルの切れ角がノーマルに比べると少なくなりますが、実際に切れ角が少なくなり不便を感じるのは車両を押して歩く時くらいです。
走行中ハンドルを目一杯切ることはそれほど多くありませんので走り出してしまえば気になることではありません。
ロケットカウルとセパレートハンドル。この組み合わせがカフェレーサースタイルの王道でしょうか。
ハンドル交換に伴いブレーキホースの取り回しを変更する必要があります。ロードスターはトリプルツリー下で左右のブレーキキャリパーへ分岐するホース形状です。
ここではハンドルバーからトリプルツリー下のジョイン部までのホースを変更しました。
ブレーキレバー、クラッチレバーの交換は必須ではありませんが交換しました。
ウインカーはフェアリングに遮られてしまいますのでフレーム前方へ移設しました。ETC車載器はアルミ製ケースに収納しフレームのネック下へ設置しました。
カスタムと併せてオイル交換、タイヤ交換といった車両の整備も行いました。
奇をてらったものではありませんがエアクリーナーをオーバル(楕円)型のものに変更しました。
Shovel Head時代に採用されていたエアクリーナーと同形状のものです。エアクリーナー背面のバッキングプレートを製作することで現行のスポーツスターにも取り付けが可能になります。
カスタム・修理費用(部品代金を含む):512,150円(税抜)
カフェレーサーの製作でお困りの方は寺田モータースにご相談ください。