カフェレーサーの製作 XL1200CX ロードスター
XL1200CX ロードスターをカフェレーサー仕様にしてほしいとの要望を受け作業を実施しました。
フェアリングはアルミ製のアナクロフェアリングを使用、塗装することももちろん可能ですが今回はアルミならではの質感をそのまま利用することにし無塗装で仕上げました。
アナクロフェアリングを取り付けると取り付け位置の高いハンドルは干渉するため使用出来なくなります。
そのためセパレートタイプのものへ変更しました。
ハンドルの切れ角がノーマルに比べると少なくなりますが、実際に切れ角が少なくなり不便を感じるのは車両を押して歩く時くらいです。
走行中ハンドルを目一杯切ることはそれほど多くありませんので走り出してしまえば気になることではありません。
ロケットカウルとセパレートハンドル。この組み合わせがカフェレーサースタイルの王道でしょうか。
ハンドル交換に伴いブレーキホースの取り回しを変更する必要があります。ロードスターはトリプルツリー下で左右のブレーキキャリパーへ分岐するホース形状です。
ここではハンドルバーからトリプルツリー下のジョイン部までのホースを変更しました。
ブレーキレバー、クラッチレバーの交換は必須ではありませんが交換しました。
ウインカーはフェアリングに遮られてしまいますのでフレーム前方へ移設しました。ETC車載器はアルミ製ケースに収納しフレームのネック下へ設置しました。
カスタムと併せてオイル交換、タイヤ交換といった車両の整備も行いました。
奇をてらったものではありませんがエアクリーナーをオーバル(楕円)型のものに変更しました。
Shovel Head時代に採用されていたエアクリーナーと同形状のものです。エアクリーナー背面のバッキングプレートを製作することで現行のスポーツスターにも取り付けが可能になります。
カスタム・修理費用(部品代金を含む):512,150円(税抜)
カフェレーサーの製作でお困りの方は寺田モータースにご相談ください。