2019年10月12日 Category - エンジン, ハーレーダビッドソン作業履歴 Comment : 0
Harley-Davidson XL1200Sのエンジンを修復しました。 中古車として販売予定であった1998年モデルのXL1200Sはエンジンを始動すると残念ながら異音が発生していたため店頭に並べる前に各部の点検を行うことになりました。
エンジンの分解、計測が終了し各部の損傷具合を把握した上で修正、組み立て作業を行います。 シリンダー、ピストンの損傷は大きかったためWISECO製の鍛造ピストンを用意し、シリンダーはWISECOのピストンに合わせてボーリング、その後再利用することにします。 コンロッドは修正も考えましたが手元に純正の未使用品が在庫としてありましたのでこちらを使用します。
インテークバルブ、エキゾーストバルブは歪みも無く再利用可能でしたの鏡面加工を施した後再利用します。4つのカムシャフトにも鏡面加工を施します。
ピストン本体、ピストンリングにはWPC処理および二硫化モリブデンショットを施しました。 WPC処理、二硫化モリブデンショットにより金属部品の耐久性、躍動性の向上が期待出来ます。 ピストンピン、シリンダーの内壁にはさらなる躍動性を期待しタフラット処理を実施することにしました。
エンジン本体の外観はパウダーコートを施しシルバーカラーから黒色に変更します。
完成した車両は各部に問題が無いことを確認した上で販売車両として店頭に展示されます。車両の詳細については以下をご覧下さい。
中古車 XL1200Sについて
Harley-Davidson XL1200Sのエンジンを修復しました。
中古車として販売予定であった1998年モデルのXL1200Sはエンジンを始動すると残念ながら異音が発生していたため店頭に並べる前に各部の点検を行うことになりました。
エンジンの分解、計測が終了し各部の損傷具合を把握した上で修正、組み立て作業を行います。
シリンダー、ピストンの損傷は大きかったためWISECO製の鍛造ピストンを用意し、シリンダーはWISECOのピストンに合わせてボーリング、その後再利用することにします。
コンロッドは修正も考えましたが手元に純正の未使用品が在庫としてありましたのでこちらを使用します。
インテークバルブ、エキゾーストバルブは歪みも無く再利用可能でしたの鏡面加工を施した後再利用します。4つのカムシャフトにも鏡面加工を施します。
ピストン本体、ピストンリングにはWPC処理および二硫化モリブデンショットを施しました。
WPC処理、二硫化モリブデンショットにより金属部品の耐久性、躍動性の向上が期待出来ます。
ピストンピン、シリンダーの内壁にはさらなる躍動性を期待しタフラット処理を実施することにしました。
エンジン本体の外観はパウダーコートを施しシルバーカラーから黒色に変更します。
完成した車両は各部に問題が無いことを確認した上で販売車両として店頭に展示されます。車両の詳細については以下をご覧下さい。
中古車 XL1200Sについて